プチポワン　パリで購入1975年頃、パリに留学中、母にプレゼントとして、新品のものをパリのシャンゼリゼ通りにあったお洒落なショップで買いました。宝物のように大切に保管していただけで使いませんでしたので、状態はとてもいいです。プチポワン(Petit Point) は、フランス語で “小さな点” という意味です。18世紀のウィーンで編み出され、マリー・アントワネットをはじめ、ハプスブルク家の女性たちに愛用されたと言われています。技法は、1 cm四方あたり 121-225 目のハーフクロスステッチが施されています。目が細かいので、絵画的な表現ができます。現代は機械刺繍のものが、アジアで作られたていますが、これは純粋にヨーロッパの伝統で制作された、バックのアートです。おそらく、このような本物の上質なプチポワンは、もうヨーロッパでも、数少なくなっていると思います。バンドメイドサイズ: 20cm x 17cm x 3cm参考: 無地やブラックのドレスを着た時など、このバックひとつで華やかな抜群のセンスのお洒落ができます。アートコンサルタントの観点からしますと、ルイヴィトンやシャネルのバックよりも、熟練職人が、長時間かけて作った100%ハンドメイドによるこのバックの方が価値があるように思えます。着物で例えれば、1日1cmほどしか織れなかった1970年代までの、本物の大島紡ぎのようなものだと考えます。アートコンサルタントとして主に絵画を紹介しています。長年の海外生活の間にアートを学び、趣味としてビクトリア時代のアンティークを収集しました。帰国後、都内でギャラリストとしてギャラリーを運営して来ました。#プチポワン#パリ